3Dプリンティング用TPU

TPU(熱可塑性ポリウレタンは、ゴムのような柔軟性とプラスチックの加工性を兼ね備えた、汎用性の高い熱可塑性エラストマー(TPE)で、3Dプリンティングに広く使用されています。硬質セグメント(強度)と軟質セグメント(弾性)からなるブロック共重合体で、柔軟で耐久性のある部品を造形するための1.75mm/2.85mmのFDMフィラメントまたはSLSパウダーとして入手可能です。

主要特性と主な利点

  • ゴムのような柔軟性:ショア硬度65A~60D。破断時最大500%まで伸びてもひび割れしません。
  • 高い耐久性:優れた耐摩耗性、耐引裂性、耐油性、耐薬品性を持ち、繰り返し曲げても耐えます。
  • 衝撃吸収:振動や衝撃を緩和し、保護部品や緩衝部品に最適です。
  • 幅広い温度安定性:-20℃から60℃までの温度範囲で安定した性能を発揮し、紫外線や経年劣化にも強い。
  • カスタマイズ可能な柔軟性:硬度(60A~95A)と充填密度(10~100%)を調整して、柔らかさと硬さのバランスを調整できます。
  • 優れた層間密着性:強力な層間結合により、剥離のないシームレスな印刷を実現します。

一般的な3Dプリンティングの用途

  • 消費財:スマートフォンケース、腕時計バンド、靴底、工具グリップ。
    工業用部品:シール、ガスケット、防振マウント、滑り止め部品。
  • 医療関連製品:矯正用インソール、義肢用ライナー、医療機器用クッション。
    スポーツ&アウトドア:保護具、ヘルメットパッド、および柔軟性のある装備部品。
  • 自動車部品:ドアシール、バンパークッション、内装用ソフトトリム。

標準的な印刷パラメータ(FDM方式)

  • ノズル温度:220~250℃
  • ベッド温度:40~60℃
  • 印刷速度:20~30mm/秒(柔軟性を高めるには低速設定)
  • 充填密度:10~20%(軟質)/50~100%(硬質)

投稿日時:2026年5月7日